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地形図の読図の基本ーフィールドで生き残るための地図と距離の目安

不意のピンチでは、とっさの判断が正しいかどうかが、運命を左右します。危機を予測したシミュレーションも大事ですが、裸一貫のフィールドでは頭の中にある目安が不可欠です。

ネットで調べる時間はそこにはありません。

「エネミー・ライン」という映画を見たことがあるでしょうか。ボスニアに不時着した米海軍兵が、追われながら、一人で山野をひたすらに逃げる映画です。所持品は、地図、コンパス、無線機。巧みに地図を読み、司令部と位置情報をやり取りします。

この映画で印象に残るのは、現在地や所要時間を瞬時に出すシーンです。これは、距離と所要時間の目安が頭の中にないとできません。

日本には内紛こそはありませんが、災害や登山で直面するフィールドシーンでは、同じような距離勘がすごく大事です。そこで、今回は地形図を使うときに、役に立ちそうな距離に関する目安をまとめてみました。

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読図の基本が409円(税抜)で確実に身につきます

最近、書店で登山コーナーを見ると読図の需要が増えているのがわかります。しかし、地形図を読めるようになるために、いきなり山岳地形から始めてしまうと挫折します。英単語を知らずに、いきなり長文読解を始めるようなものです。

地形図は、日本全土をカバーしているので、平地、台地、山地、海岸、河川、島など多様な地形があります。山岳はそのなかの一部の専門分野みたいなものです。特に等高線が密集しているため、地形をイメージするのが難しいです。勉強を始めるのには、いきなり専門書ではなく、最初に全体を俯瞰できる基本書が必要です。
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GPXファイル読込みの不具合を修正しました

空の時刻(time)タグがあると、読み込みエラーとなってしまう不具合を修正しました。

ユーザーの方から、ヤマケイオンラインさんでダウンロードしたGPXファイルを読み込めない、とのお知らせを頂き気づくことができました。誠にありがとうございました。

(追加修正 2016.03.30)
PDF作成前に表示される確認地図で、GPXのラインが、スムージングの影響のためにPDF印刷結果と細部で差異が生じてしまっていました。確認画面とPDFのGPXラインが細部でも同じ形状になるように、確認画面を修正しました。

今後ともMap25000pdfをよろしくお願い申しあげます。

Map25000pdfがCSV読込み可能になりました!

現在、多くの自治体が避難所の緯度経度付き一覧データを、CSVファイルで公開しています。

しかし、一体どうやって地図上にプロットするのでしょうか。専門的で難しいソフトはたくさんありますが、簡単に表示・印刷できるソフトはあまりありません。

そこで、Map25000pdfでCSVファイルを読み込めるようにしました。これで、Map25000pdfを利用して、避難所の場所を地形図上に簡単に印刷できます。さらに、CSVファイルは、メモ帳やエクセルで簡単に作成できるため、避難所以外の様々な地点・ポイントに応用できます。

[その他の修正箇所]
また、gpxファイルで数百点のウェイポイントをPDFで出力しようとすると、エラーが表示される不具合をご報告頂きましたので、今回修正しました。使用しているライブラリのバグが原因でしたが、その箇所を他にプログラミングすることで修正できました。ご報告ありがとうございました。

以下では、神奈川県川崎市の避難所を例に、CSVファイルを読み込んでみます。
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土地条件図を使いやすくするWebアプリLocationを公開しました

昨日試し読みの毎日新聞が入っていたので読んでいると、「液状化の危険 把握を」という記事(毎日新聞2016年2月12日金曜日朝刊12面)がありました。自分が住む土地でどれくらい液状化が起こりやすいのかを把握することが大事であり、各種防災マップが役立つと書かれています。そのなかで、まず国土地理院の「土地条件図」が挙げられています。
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