先日のグーグルマップが表示されなくなる一件では、皆様にご不便をかけ申し訳ございませんでした。この機会に、プログラムを見直しました。この5年間で老舗のタレのように何度も継ぎ足したコードがスッキリしましたので、以前からの皆様のご要望が多かった機能を追加いたしました。
A3用紙への出力対応
以前より最も多かったご要望です。
開発当初は地理院サーバーへの負荷を考慮して、A4に限定していました。それ加えて、
1)キャッシュの利用、
2)複数同時リクエストの禁止、
の2つの措置を行い、負荷軽減に努めてきました。
この5年間のうちに、新たに地理院タイルが公開され、柔軟に利用できるようになったことから、今回A3用紙に対応いたしました。上記の負荷軽減措置は引き続き行っています。
タイトル入力機能の追加
地形図の上部余白中央にタイトルを印刷できるようになりました。
これで、PDF印刷した地形図の整理がし易くなると思います。
設定ファイルの保存・読込機能の追加
中心の緯度経度、用紙のサイズ・向き、タイトルを設定ファイルとして保存・読込ができるようになりました。これで、PDF印刷しなくても地形図の共有が可能になります。
この設定ファイルを相手に渡せば、相手の方は同じ位置・用紙の地形図を再現できます。
PDFファイルのダイレクト表示(一部環境のみ)
今までは、保存したPDFを開かないと地形図を確認できませんでしたが、Windowsの一部の環境でのみPDF作成後にダイレクト表示できるようになりました。以前のように保存先を指定することも可能です。
残念ながらMacではSilverlightの仕様のため、ダイレクト表示できません。保存先を指定してください。
A4地形図を少しだけ大きくしました
A4版地形図の長辺を10mm大きくしました。緯度経度の目盛りがあるので、これが目一杯です。
メッセージ表示欄の設置
ユーザーの皆様に、更新や不具合の発生など随時メッセージを伝えることができるように、メッセージ表示部分を設置しました。また、広告の表示も今後検討しておりますが、その際には何卒ご理解頂きたくお願い申し上げます。
その他にも、気づいたところから細かい改良を行いました。また、今回追加できなかったご要望もございます。申し訳ございませんが、少しづつ検討させてください。
とてもゆっくりですが、少しづつ使い易くしたいと思いますので、今後とも、Map25000pdfをよろしくお願い申し上げます。